2016年8月10日水曜日

図書館に行ったら・・・

ネット予約の本を受け取り ビックリ・・・

それは今年の3月8日と 4月2日に書いた

暁烏敏:アケガラスハヤの著書



なんと!なんと! 懐かしい糸綴じ本で


伊太利の画家セカレテイニの『月夜』


大正十年・・・ 思いっきり戦前です!

旧かな使いで書かれた文が、どこか懐かしく

タイムトラベルしたみたい


まったくの想定外な方に ビックリポンでしたが

なんだか共感がもてる詩もみつけてしました。


    X

わしは詩を作る、

しかし、詩人ぢやない。

わしは歌を詠む、

しかし、歌人ぢやない。

わしは俳句を作る、

しかし、俳人ぢやない。

わしは葬式をやる、

しかし、坊主ぢやない。

わしは講演をやる、

しかし、宗教家ぢやない。

わしは字を書く、

しかし、書家ぢやない。

わしは畑を作る、

しかし、百姓ぢやない。

では、お前は何です。

わしは何でもないのです。

わしはわしなんです。

わしが時に詩を作る、

時に歌を詠む、

時に俳句を作る、

時に葬式をする、

時に字をかく、

時に論文も書く、

時に講演もやる、

わしがそれをやるのだ。

しかし、それをやるわしぢやないのだ。

(九、一二、二五)  

    二 湖畔の温泉 61~62ページより抜粋




お目当ての詩は 見つからなかったけど

またいつか・・・


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